「何のための投資するか」は、「何のために生きるか」
この記事を読まれている方の中には、既に投資である程度成功された方もいれば、今からやってみたいという方も居ると思います。
また、何のために投資するか?の投資の部分を貯蓄に置き換えても良いでしょう。
大前提 お金は使うためのもの
私は、貯蓄や投資が好きですし、残高が増えていくと嬉しいです。みなさんも同じだと思います。
しかし、私は常々「お金は稼ぐより使う方が難しいんだ」と妻や子供に言っています。
いや、ただ減らすのは簡単なんですが活きた使い方というのは非常に難しいんです。
だからこそ、逆説的ですが「何に使うのか」を日頃から意識しないと駄目なのです。
お金はただ持っていても何かを生む物ではありません。
サービスや物と交換するために在るのです。
お金を使えば経済も回るし、運気も向上するのです。
何に使うか?は正解はない。
では活きたお金の使い方とは何でしょうか?
美味しい物を食べたり旅行をしたりするのは間違った使い方なのでしょうか?
服を買ったり趣味を楽しむのは間違った使い方なのでしょうか?
答えは「そうであって、そうでない」です。
例えば仕事とかでストレスがあって、ヤケ食いとか気を紛らわすために欲しくもない物を買ってしまう。これは死んだお金の使い方です。
でも、人生はあなたが楽しむためにあるのです。心から満足感が得られるならお金の使い方に正解、不正解は無い。
目標を何処に設定しているのか?
ここまでで話しているのはあくまで「お金の使い方」であって「お金の増やし方」ではありません。
「お金を増やすための使い方」となると、これはもう、目標達成するまでは無駄遣いを謹んで、努力と再投資を繰り返して行くしかありません。
そうなると、ひとときの楽しみのために散財したり「このへんでいいや」と目標を勝手に下げてしまうのは間違いとなります。
目標を達成するまではストイックになるべきなのです。ちょっと息抜きするくらいならいいですが「頑張った自分へのご褒美」は失敗へのトリガーです。やめましょう。
それなら「ここまで自分を支えてくれた家族や友人へのご褒美」をしましょう。
人は一人では生きられません。あなたがある程度の目標を達成出来ているならば、あなた自身の努力も大きいですが、必ず周囲の誰かのお陰なのです。
仕事も同様
目標を何処に設定して、自分が今何処に立っているのか?これを常に認識しましょう。
頑張れるのは美徳です。
日本人はとても真面目です。
私の父はメガバンクの支店長で、とても有能で稼ぎが多かったのですが「仕事が余りやりたい内容ではない」といつもこぼしていました。
早朝から深夜まで働いて、休日出勤もありました。
家族を養うために働いてくれたので、心から感謝していますが、それを見て育った私は、お金を沢山稼げても使い方が分からなかったり、使う時間が無いと幸福とは言えないのかもな。と思っていました。
当然「大変だ、やりたくない」と口では言いながらもやり甲斐を感じで楽しんでいたのかもしれないですし、子供の頃に感じた事なので、今はもっと複雑な話だとわかるのですが。
私は、雇われ人が性に合っていないし、本当にやりたい事は別にあったので、サラリーマンとしての労働は目標達成への手段に過ぎませんでした。
要するに仕事=目標となっているなら、それはもうがむしゃらに頑張ればいいのです。
でも、仕事=手段なら必ずしもそうではないです。
まずは「自分がどうなりたいのか?」を描いて、それに向けて不断の努力をして下さい。
ここまで読んで頂いた方には「お金を何故増やすか?」は「何のために生きるか?」と同義とお分かりいただけたと思います。