我が家の資産ポートフォリオ その2
今回は前回の「時間軸における分類」に引き続いて「性質による分類」について説明していこうと思います。
リスクリターンによる分類
分かりやすいのがこれですね。
株式やFX、仮想通貨はハイリスクハイリターンなのに対して、現預金や定期預金や日本国債はローリスクローリターンといわれます。
不動産や外国債券、投資信託はミドルリスクミドルリターンになります。
我々はノルマがある訳ではないので、全資産をハイリスクハイリターンに投資する必要は全くないです。
ただ、これは「リスク許容度」によって考え方が大きく変わる所で、正解はないと思います。
独身で若い方、そしてサラリーマンであればある程度のリスクか取れるでしょうし、子供がいたり、収入の安定しないフリーランスの方や、高齢の方はあまりリスクをとるべきではありません。
ただし、積み立てていく場合ドルコスト平均法によりリスクはかなり低減するので、期間が長期間なら株式への全振りもあながち間違いではありません。
値動きによる分類
米ドルやゴールドは歴史的に安全資産なので、株式や債券が暴落している時でも比較的強かったりします。
株式全般は上がるときも下がるときも値動きが大きい一方で、債券は値動きが比較的少ないです。
また、株式の中でも景気敏感株(非鉄金属や輸送、半導体など)や仮想通貨は、全ての資産の中でも動きが先行しやすく、暴落時はまっさきに落ちます。
一方で、景気回復局面では真っ先に買われます。
不動産は、その時の融資の出やすさ等に影響されやすいです。融資が出やすい時は価格が上がりやすく、融資が、出にくくなると皆物件を買えなくなるので価格が下落します。
もちろん海外勢の動きや、国内の人口統計、コロナによるテレワークなど様々な要因に影響されますが。
円建て資産と外貨建て資産
円資産は、日本という国の浮き沈みに激しく影響されます。外貨資産は、あまり影響されません。
有事の円買い、有事のドル買いなどと言われて、昔から有事の際は円が買われました。スイスフランなども同様です。
ただ、最近は必ずしもそうでもなくなって来ているように感じます。
保有資産を全て円建てで持つのはまさに「同じ籠に卵を入れている」状態なわけで、非常にリスキーです。日本円も日本という国も、かつてほど強くはないのです。
外貨で最もポピュラーなのは米ドルで、ここでは、高リスクな米国現物株から比較的低リスクな米国債や米国株投資信託なども含めて考えます。
まとめ
いかがでしたか?
自分はいつまでに、どのくらいの資産を運用したいのか?
その時期は多少ズレてもいいのか?少しでもズレると困るのか?
そして資産運用は「長期」「中期」「短期」に分けて考える事。
円貨だけでなく、外貨もバランス良く持つ事が重要とお分かり頂けたと思います。
ちなみに、我が家は「普通預金」「定期積立」(銀行との関係作りのため)「掛け捨ての収入保障保険」「国内不動産」「NISAとiDeCoによる、米国株式とゴールドへの投資」を使い分けています。
どうしても外貨建て資産がNISAとiDeCoだけだと弱いというのは自覚しているので、そのぶんNISAもiDeCoも8割前後は米国投資です。
残りはゴールドをメインに、iDeCoのみ新興国株式にも僅かに振り分けています。超長期の運用なので、世界の勢力図が変わって新興国が台頭してくる可能性もゼロでは無いかな?と。
今は、米国一人勝ちなので、基本は米国への投資で間違ってないと思います。
また、国内債券はローリスク、外国債券はミドルリスクと述べましたが、今は金利がマイナスでも債券が買われる債券バブルなので、償還まで待たずに売却益を取る人も多いと思います。
そうなると、債券の昔ながらのイメージとはまた違った物になって来ているのかもしれません。
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