コロナ禍と賃貸経営

新型コロナ騒ぎが一向に収束しないです。先を見通すことは出来ないが私達賃貸経営者がこの時代をどのように乗り越えて行けば良いのか考える事は出来ます。

少なくとも影響は出ている

新型コロナが猛威をふるった2021年を思い出すと、本来賃貸繁忙期で人の動きが多かった1月〜3月に人の動きが全くなく、何故か本来閑散期であるはずの6月〜8月頃に人の動きがあったように記憶しています。私の知人の大家もそのように感じていました。

この事からも分かるように、緊急事態宣言や蔓延防止条例が出ているとさすがに、内見やお部屋探しは控える方が多い印象です。

ただし、私の所有物件は築年数の古い戸建てが多いので、元から単身者向けのアパートのように1月〜3月が勝負!という雰囲気でも無いのです。

あの年は、7月末にリフォームを終えた戸建て物件が富士市にあり、募集開始2週間で埋まった記憶もあります。

いっぽう、単身者向けアパートの募集をしている今年は、確かに厳しさを感じていないと言うと嘘になります。

入学や就職はやはり春ですからね。お部屋探しをずらす訳にも行かないのです。

今年の勝負時は2月末から3月始めか?

知り合いの不動産屋さんは、今年は後ろにずれ込んだため、2月末から3月前半が勝負になるだろうと言っていました。その勝負の時のために、賃料を下げたり、初期費用分割可にしたり、なるべく魅力的に写るような物件作りを心掛けてきました。

大家さんとしては、単身者向け物件で繁忙期に入居付け出来なくて1年無収入にするよりは、大幅サービスしてでも入って貰いたいと考えるのです(お部屋探ししてる方!チャンスですよ!)

コロナで恩恵を受ける大家さんもいる

視点を変えると、戸建て物件は物凄く決まりが早い印象です。

今、東京ではテレワークが進んでいて、脱都心の動きが目に見えて出て来ていると言います。

また、高止まりして来た東京の地価ですが、一部では下落が始まるなど、価格修正の動きも起こっています。それでも東京の地価は他の先進国の首都の地価と比べるとまだまだ割安ですし、そう簡単に状況は動かないとは思いますが、変わった動きが出ているのはどうやら事実。

ファミリー層の方が地方に引っ越す時にまず考えるのが、折角家賃の安い地方に引っ越すなら部屋数に余裕があって庭もある戸建てがいいな!という事だと思います。

書斎付きだとか、テレワーク用スペースを造作した戸建てとか、最近人気が高いように肌で感じている次第です。

コロナはこの上なく不幸な話ですし、早く収束して欲しいと思います。しかし商売をやっている以上、時代に合わせてやり方を修正していく視点も必要なのかなと思います。

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